【包丁の選び方】「あすか」or「曜YO-U」アナタはどちら派?

あすかor曜、あなたはどちら派?

ヤクセルは、「あすか」と「曜YO-U」という2つのブランドの包丁を販売しています。

初心者でもわかりやすく、2つのブランドの包丁の共通点と相違点を解説します。

 

【目次】

1、「切れ味」と「切り心地」

2、ブレードの選び方

3、ハンドルの選び方

4、用途に合わせて選ぶ

5、タイプ別で選ぶおすすめ包丁

 

 

1、「切れ味」と「切り心地」

「あすか」と「曜YO-U」の2つのブランドの包丁は、価格やデザインには差がありますが、どちらも同等の切れ味を持っています。

しかし、実際に使用してみると、「あすか」はしっかりとした切り心地があり、一方で「曜YO-U」は軽い切り心地が特徴的です。

この切り心地の違いは、「重さ」と「刃の厚み」の違いによるものです。

「あすか」は適度な重量感がありますが、「曜YO-U」は軽量設計になっています。包丁の重さは、口金の有無によって大きく変わるため、この違いが生じます。

口金

 

「あすか」は口金がついている包丁で、高級感があり、ハンドルの耐久性が高く、重量が増します。

一方、「曜YO-U」は口金がなく、軽量な作りになっています。このため、女性やご高齢の方でも扱いやすく、長時間使用しても手が疲れにくいという特徴があります。また、刃が薄く設計されているため、さらに軽量化が図られています。

まとめ

  • 「あすか」と「曜YO-U」の「切れ味」は同じである。
  • 「あすか」と「曜YO-U」の違いは「切り心地」である。
  • 「あすか」は包丁の重みで食材を切り進めることができるため、しっかりとした切り心地である。
  • 「曜YO-U」は薄刃で刃の入りが良く、力を入れずとも切れるため、軽い切り心地である。

 

  

2、ブレードの選び方 

「あすか」「曜YO-U」どちらもステンレス製のブレードで、錆びにくく、研ぎ直しがしやすく、メンテナンス性が良いため、家庭用に最適な材質です。

両方のブレードには、コバルト合金VG10を芯材に使用し、ハイクラスな熱処理(サブゼロ処理)を施しています。

 

ブレード一覧

「あすか」は、3層鋼、37層鋼(鎚目)、69層鋼の3つのラインナップがあります。一方、「曜YO-U」には、3層鋼(いろは)と69層鋼(たくみ)の2つのラインナップがあります。

両者の69層鋼については、ダマスカス模様のデザインが異なる点に注目してみてください。「あすか69層鋼」はストライプ状のシンプルな模様であり、「曜YO-U たくみ」は細かく複雑な模様が特徴です。 

また、「あすか37層鋼」は、半スキ設計になっており、刃の半分に厚みがあるため、カボチャなどの硬い食材のカットがしやすい特徴があります。鎚目模様が刃に入っているため、切り離しもスムーズです。

ただし、ダマスカス模様の有無にかかわらず、「あすか」「曜YO-U」のどの包丁も同等の切れ味を持っています。

お好みのデザインのブレードを選んでみてください。

まとめ

  • 「あすか」は3層鋼、37層鋼、69層鋼がある。
  • 「曜YO-U」は3層鋼、69層鋼がある。
  • 同じ69層鋼でも、ダマスカス模様のデザインが違う。
  • ダマスカス模様の有無にかかわらず、どの包丁も同等の切れ味。

 

3、ハンドルの選び方

「あすか」と「曜YO-U」の両シリーズは、積層強化木を使用しています。この材料は、水に強く、硬く、美しく、汚れがつきにくいため、非常に耐久性が高いことが特徴です。

また、白木と黒の2色から選ぶことができます。

ハンドル一覧

 

【あすかのハンドルの特徴】

あすかのハンドル形状

「あすか」のハンドルは、和包丁に使用される栗型形状を進化させた、左右対称のデザインであり、特許構造となっています。

溶接でブレードと口金を接合させる方法を採用しており、汚れや水が入り込む隙間がないため、非常に耐久性が高く、長くご使用いただけます。また、エンド部分にはヤクセルロゴが刻印されています。

 

【曜のハンドルの特徴】

曜のハンドル

「曜YO-U」のハンドルは、最新のNC加工技術を用いて製造された、10角形のデザインを採用しています。また、和包丁と同様の刺し柄構造を採用しているため、ハンドルを手軽に低価格で交換することが可能です。

※ハンドル交換については「メンテナンス」よりご確認ください。

 

まとめ

  • ハンドルの材質には、耐久性の高い積層強化木を採用。
  • どちらの包丁も、白木と黒の2色がある。
  • 「あすか」のハンドルは、ヤクセルでしか製造できない特許構造。
  • 「曜YO-U」のハンドルは、和包丁と同じ差し柄構造。

 

 4、用途に合わせて選ぶ

包丁の種類(写真:右から三徳包丁、牛刀、ペティナイフ)

これまで「あすか」「曜YO-U」の特徴を解説してきましたが、最後に重要なのは用途に合わせて包丁を選ぶことです。

「あすか」「曜YO-U」では、3種類の包丁を取り揃えています。※「曜 いろは」には、パン切り包丁もご用意しています。

 

  • 三徳包丁…スライス、さいのめ切り、みじん切りなどに使われる汎用性の高い包丁
  • 牛刀(シェフナイフ)…肉のかたまりや魚さばきなどに使われる刃渡りの長い包丁
  • ペティナイフ…果物の皮むき、トリミング、芯抜きなどの細かい作業に使われる小さくて先の尖った包丁

 

はじめの一本には、万能包丁と言われている三徳包丁がおすすめです。

 用途に合わせて包丁を揃えていくことで、お料理がもっと楽しくなりますよ。

 

 【おまけ】タイプ別で選ぶおすすめ包丁

1、こんな人におすすめ

  • 高級包丁がはじめての人
  • 毎日の料理に使いたい人
  • 明るいキッチンのインテリアになじむ包丁を探している人
あすか3層鋼
曜いろは

 

2、こんな人におすすめ

  • 重みのある包丁が欲しい人
  • 硬い食材をしっかり切りたい人
  • 鎚目模様が好きな人

 あすか37

 

3、こんな人におすすめ

  • 長めの刃渡りの包丁が欲しい人
  • お魚やお肉をさばく機会が多い人
  • 複雑なダマスカス模様が好きな人 

たくみ

 

4、こんな人におすすめ

  • 最高級ラインの包丁が欲しい人
  • 記念日や大切な人へのギフトを探している人
  • シンプルなダマスカス模様が好きな人

あすか69