ご愛用のみなさまへ

ヤクセルから
お伝えしたいこと

ヤクセルの歴史は、前身の「山田刃物」がポケットナイフ製造を開始した1932年にさかのぼります。切れ味良く、モダンで独特の存在感を放つ当社の製品は当時、日本に駐留していた進駐軍の兵士らの間で評判を呼びました。そして彼らのリクエストに応える形でポケットナイフのバリエーションを増やし、さらに当時の日本ではまだ珍しかったステーキナイフやカトラリー類などを次々に製作。多くの外国人が工場に訪れるようになったといいます。その後、主にアメリカ向けの輸出を手がけ、現在に至る事業の礎を築きました。 1985年のプラザ合意後の急激な円高を機に輸出業は苦戦を強いられましたが、その打開策として国内向け製品の開発にも着手。今では包丁から調理小物、食器まで、キッチンまわりを中心とした幅広い製品を展開しています。 時代の変化にフレキシブルに対応しながら、人々の求める暮らしの道具の形を探ってきたヤクセル。私たちの原動力となったのは、使い手を思い磨き続けた技術力と、飽くなきチャレンジ精神であったといっても過言ではありません。それらを企業DNAとして大切に守り、次代のものづくりビジネスに取り組んでいきます。

包丁は「手仕事」から生まれる
工業製品です

もともとは小規模な事業所からスタートした岐阜県関市のヤクセルですが、創業以来、少しずつ新しい仲間を迎えてきました。包丁の製造現場では、刃物づくりひと筋の熟練と、関の職人技を未来につなぐ若い世代が一緒になって汗を流しています。 ただ道具として機能するだけでなく、暮らしを豊かにする愛用品として、皆様の傍らにずっといられるものを。そう願いながら、一つひとつ心を込めてお作りし、独自の検品基準をすべてクリアした商品だけをお届けしています。

包丁のお手入れ方法

Step01

洗浄

包丁を使い終わったら、中性洗剤を付けたスポンジで洗いましょう。特に酸や塩分を含んだ食材を切った時はお早めに。変色や錆びを防ぎます。

Step02

乾燥

洗い終わった包丁は、ふきんなどで水気を取り、十分に乾かしてください。直火は厳禁です。保管する際は風通しのいい場所に収納しましょう。

Step03

研ぎ

どんなに優れた刃物でも、ご使用に応じて徐々に切れ味が鈍っていきます。砥石やシャープナーを活用して、定期的に刃先を研ぎましょう。

包丁が錆びてしまった場合

市販の錆び落とし専用消しゴムを使えば、簡単に補修することができます。ご家庭にある粉末クレンザーをかけ、ワインのコルク栓または消しゴムでこするという方法も。補修後は丁寧に水洗いしてください。「ステンレスは錆びない」というイメージがありますが、これは誤解です。ご使用後は早めに洗浄し、水分をしっかりと拭き取りましょう。

包丁が欠けてしまった場合

わずかな欠けであれば、砥石で研ぎ、刃の凹凸をなくせば問題ありません。しかし欠けが大きい場合は、研ぎ専門店に相談されることをおすすめします。包丁の刃は鋭い切れ味を実現するために、非常に薄くなっています。力を入れて硬いものを切ったり、横にこじるような使い方は、刃欠けや折れ、割れの原因になりますのでご注意ください。

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